わさぎにエサをください。

クズ上等、三日坊主女の残念な日記

ベトナム旅行1日目、タンロン遺跡・水上人形劇

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一人での海外旅行はほぼ初めてだった。
「ほぼ」というのは、高校3年生の時にうっかり寝坊して留学から一人で帰らなくてはならなかったことと、大学3年生の時にフランス・リヨンに一人で行ったことがあるが、どちらもアクシデントorホームステイだったのでまた一人旅とは様子が違った。
私のことを誰も知らない土地に行き、誰とも交わらない生活をするのは、今回が初めて。
とはいえ、ネットではずっとつながっているわけだが。

いざ出発

相変わらず飛行機が苦手な私だけれども、行きは晴天でほとんど揺れなかった。
ただ7時半ごろには関空に着かないといけないので、眠くて仕方なかったが、少し寝れたのでかえって良かった。

関空からはVietJetAirという、LCCハノイ直行で出ている。
今回はタイの時と違って快晴で、ほとんど飛行機も揺れることがなかった。

紅白の、ベトナム国旗モチーフな機体。
写真取れなかったけど、CAさんがタイトスカートでなくショートパンツだったのが印象的だった。あんな制服あるんやな。

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9:20発の飛行機。時差は2時間。大体6時間弱で到着する。
空港に着くとなぜかとてもスパイスの匂いが。ちょっと臭い。

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もっとさびれたところを想定していたが、存外きれいでビビる。
しかし、出国には1時間以上待たされ、腹の減った私はイライラMax。
蒸し暑いし、早く飯が食いたい。

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しかし私には最初にやらねばならないことがある。
タイの時と同様、SIMカードを購入すること。これがないと知らない国ではハードモードになる。

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そうして何とかホテルに向かったのだった・・・。

今回のホテルはちょっと惜しい

今回泊まったホテルはこちら。

少し入り組んだところにあるので行くときには注意がいる(タクシーがホテル前までつけない)が、比較的新しめできれいなホテル。

内装はこんな感じ。

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良かった点としては、とにかく接客が素晴らしいところ。

Expedia経由で予約した後、すぐにメールが来て当日の行き方やタクシーチャーターの有無を聞いてくれたり、着いたら早々にマップをくれておいしいお店や行ったほうがいいところなどを教えてくれる。店員さんは英語ができるので、ベトナム語が出来なくても大丈夫。中1レベルでも十分くみ取ってくれる。

あと、レストランで朝食がついてる。種類ある中から選んでほしいものが注文ができ、かつ何を頼んでも宿泊費に含まれている。おいしい。

普段、海外で生のものは避けている私だが、腹が減りすぎてこのウェルカムドリンク&フルーツはついついがっついてしまった。でもおいしかった。

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ただ悪い点としては、ユニットバスなうえに、シャワーを使うと部屋のほうまで水がしみてしまう点。使い方を聞いてからやったはずなのだけれど、やはりかいけつしなかった。

潔癖というわけではないが、水回りの点はかなり重要視するので、リピートはないかもしれない・・・。

腹ごしらえの散策

あいにくの曇り空の中、私は食べたいものリストの一番上にあるものを目当てにホテルを出た。

タイの時も思ったけど、とにかくバイクが多い。あと信号の仕組みがよくわからず、とりあえず渡っている現地の人の後ろをついていく作戦。

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さて、目当てのものはこれ。

Banh Mi 25というお店にやってきた。観光客に人気のバインミー屋さんだ。

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お店というよりテイクアウト専用の屋台といった感じ。

色とりどりの野菜が並ぶ。

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挟むものによっていろいろ種類があり、どれもおいしそうで迷う。

今回はHoney grilled chickenにした。値段は日本円で120円くらい。安すぎん?

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バインミーとはフランスパンに野菜や肉を挟んだベトナムSubwayのようなサンドイッチ。

紙袋に包んでお姉さんが手渡してくれる。結構でかい。

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かじった断面で失礼。

フランスパンと聞いていたのでもっとガリガリしているのかと思いきや、めちゃくちゃサクサクで、軽くトーストしてからサンドイッチにしているのでかなり香ばしい。

中の野菜は人参、キュウリ、パクチーが主だが、少しスパイスのきいたソースとめちゃくちゃマッチしている。こんなのが120円?寝言は寝てから言ってほしい。

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タンロン遺跡をせかせか回る

腹もこなれてきたところで、タンロン遺跡に向かう。

今回なぜポピュラーなホーチミンではなくハノイを選んだかというと、ホーチミンではあまり遺跡などがないことが決め手だった。もちろんホーチミンにはグルメツアーとしていつか絶対行きたいとは思っているが、今回は世界遺産ハロン湾も見たかったのであえてハノイにしている。

最初に来たのがここ。実はタンロン遺跡の向かいにあるのだけれど、間違えて来てしまった。「Bac Son Monument」というらしい。どうやら慰霊碑のようだが、詳細があまりなかった。無知無学。
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で、本命。実はコロナの影響で私が行く1週間前は封鎖されていたのだけど、今回入ることが叶った。よかった。

ただ、空港で長いこと待たされすぎて、17時閉館だというのに1時間弱しかなかった。とりあえずメインのところだけでも見ようと急ぎ足。

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取り急ぎ敷地内をぐるっと。帰ってから調べたらこの中に博物館もあったようで、回ればよかった~と後悔。

タンロン遺跡は2002年に発見され、2010年に世界遺産登録された、比較的新しい遺跡だ。

これは「端門」と呼ばれる、タンロン遺跡のシンボル。ここが皇帝さんの住む場所につながる門だそうだ。

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上って上から周辺を眺めることができる。中には特に何もない。

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閉館3分前に脱出。もっと見たかったけど、よくわからない異国で怒られるのはごめんだ。

足は旧市街地へ。ここは観光客向けの地域で、お土産として雑貨屋さんやコーヒー専門店が立ち並ぶ。
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ハノイと言えば、やっぱりこれでしょう。ハノイ大教会。

ネオ・ゴシックの建物が素敵なこの建物は、100年以上歴史があるそうだ。残念ながら中には入れなかったけど、外から観光客が写真を撮っていた。

フランスのリヨンに行ったときにこういう建物をいっぱい見た気がする。

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ハノイビールが水みたい

タクシーも使いつつうろうろして、お腹も程よく空いたので一番今回行きたかったレストランへ。

観光客に人気の、オーソドックスなベトナム料理を出してくれるお店。

他の店より若干割高だけど、それでも日本よりは断然お安い。あと店内がおしゃれ。

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席に通されて、メニューを渡される。写真付きで分かりやすく、どれもおいしそう。

店員さんに指差しで注文し、いざ。

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最初に来たのは生春巻きとビール。ぷりぷりしたゆでエビと、野菜のシャキシャキがピーナッツソースとマッチする。ソースの味は甘辛いので、とにかくビールが進む。

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ビールはハノイビールを選択。

味は薄く、ほとんど麦の味がしないさっぱり風味。暑い国だからさくさく飲めるものが好まれるのかも。一缶だけで耐えた私えらい。

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空心菜の炒め物。多分。シャキシャキしている青菜にニンニクがガツンと効いている。

デートの予定がある方はやめといたほうがいい。悪魔的なうまさ。

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揚げ餃子的なもの。甘酸っぱいたれにつけて食べる。さわやかなたれなので揚げ物に合う。多分カロリーは相殺されている。(されていない)

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ちなみにこのメニュー、一人で平らげた。隣にアメリカ人?男性2人が座っていて、私ががっつくのを眺めたあと、「それおいしい?」と話しかけられた。親指立てて返事しておいた。

腹ごなしに歩いて水上人形劇へ

少々食べすぎた(当たり前だ)ので歩いて次の目的地へ。

ハノイの中心地にある、ホアンエキム湖。夜のライトアップに誘われて、地元の人も観光客もたくさん散策していた。

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水上人形劇のチケットを買って、40分ほど時間があったので近くのカフェで待機。

食べ過ぎても、甘いものは別腹。コーヒーは雪印のコーヒー牛乳に苦い成分を投入したみたいな味だった。これがベトナムコーヒー・・・?

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ハノイの劇場はこちら。

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チケットは入口横の受付カウンターで買える。座席は空いていれば好きなところを指定でき、席の種類も2等席(600円程度)/1等席(1000円程度)の2種類。非常にリーズナブル。写真撮影もOK。私は一番前の席を取った。

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中に入ると人形がずらり。

閉館後にはあまり見たくないかもしれない。動き出しそう。

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席の数もなかなか多い。ほとんどが観光客で埋め尽くされていた。

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公演開始とともに、舞台の両脇にいる音楽隊の演奏が始まる。

楽器も日本ではあまり見ないものも多く、独特の響き。

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歌手の人もいる。この方々がおそらくストーリーテラー的な役割なのだろう。

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人形劇というと、てっきりNHKのようなものを想像していたが、まるで違った。

カラフルな人形が、時折まるで生きているかのように動く。花火なども巧みに使われていて、伝統芸能の意味を理解した。

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公演は50分ほどだが、1本の劇ではなく、複数の短編でできている。

カメラに集中したかったのでガイドをつけていなかったのは失敗したが、言葉がわからなくても何となく理解できる優しい設計。

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公演の最後は人形を後ろで操っていた方々が出てきてカーテンコール。

腰まで水につかって出てきたのでさらにびっくり。

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公演後、帰ろうとおもったら土砂降りに見舞われ、なおかつタクシーがなかなか捕まらなくて疲れ切ってしまったのだった。