ベトナム3日目、美術博物館、マッサージ、チョコレート
迫力があるよね。(小並感)
3日目の朝、ロンビエン橋で会いましょう
宿泊していたホテルからほどなく近い、インスタ映えスポット。
3日目も雨で、とうとうこの度は天気に恵まれることなく終わった。
ロンビエン橋の歴史は古く、かれこれ100年以上、修繕を繰り返しつつ生きながらえている。電車以外はバイクだけ通行可能で、歩いて通れるのは本当に端のほうだけ。
インスタ映えと言いつつ、実際はバイクの量がすごすぎてかなり危ない。
ビビりながらも撮影に挑み、何枚か撮った後は早々に退散した。
ホテルに戻っていったん朝食。
適当に頼んだものが激マズで目を白黒させながら、それでも私は日本人の心「モッタイナイ精神」のもと、食べきる。
ベトナム美術博物館、貸し切り状態
さて、最終日で次に向かったのがベトナム博物館。
途中タクシーの客引きに合いつつ、言語が通じないのですたこらさっさ。
外国をサバイバルするのに一番重要なのは図太さ。それに尽きる。
2階建ての洋風な建築物。
チケットは門をくぐって右に進むと、ちょっとしたお土産屋さんの中にカウンターがある。朝だからか、コロナが関係しているのか、人っ子一人存在しない。
不景気なのか、カウンターのハイスクールミュージカルのイジワル先生に似ている受付嬢も、若干不愛想である。
ちなみにカメラ以外の荷物は持って入れない。ロッカーのカギを渡されるので、そこに貴重品以外のすべてを預けていく必要がある。
とりあえずベトナム語、フランス語、英語の3か国語で説明書きがしてあるが、あまり理解できなかった。ただ、客がいないので存分に静かな空間を独り占めしていた。
石器と思しきもの。翡翠?青銅?きれいな緑。
悩ましい顔の彫刻のお坊さんが、いくつも飾ってあった。
夜になると動き出しそうなくらい、躍動感がある。
後から調べると、この美術館は2万点ほどこうした美術品を置いているらしい。
よくわからなくても、クーラー効いているし、入場料も200円と破格なので、少し一休みしたいときにもおすすめだと思う。
ホーチミンさん、こんにちは
続いてはホーチミン廟(びょう)へ。建国の父、ホーチミンさんのお墓である。
オープンな敷地なのかと思って適当な場所から入ろうとしたら、めちゃ怖い警備員さんに笛を鳴らされ止められた。心臓バクバクしつつ、大人しく受付へ向かう。
するとリュックを下すよう指示され、飛行機の搭乗前と同じく手荷物をX線で検査される。セキュリティ半端ねえな。
こちらもコロナの影響か、中に入ることはできなかった。
中には腐らないように処置をされたホーチミンさんの遺体が安置されているらしい。そりゃ警備員もつくか。
ホーチミン廟の右側の通路を進んでいくと、「ホーチミンの家」に続く入場口が。
ここはホーチミンさんが晩年過ごしたお家や、大統領府などがある。
こちらは大統領府。ホワイトハウスならぬイエローハウスだ。
いずれも中に入ることはできないが、外からガラス張りの中をのぞくことができる。
こぎれいで、想像してたほど華美ではなかった。
亀に会いに来た
14時ごろにマッサージを予約したので、それまで再び市内を散策することにした。
1日目に夜景を見に来たホアンエキム湖の中へ入ることにする。
橋の真ん中から撮影。これより手前でチケットを買って中に入る。
13世紀に活躍したえらい人を祭っているらしい。
水上人形劇にもエピソードがあった伝説。とある王様が竜王からもらった剣で戦争に勝利し、「平和になったから剣は竜王に返しなさい」と亀に言われたので返したという話。なぜ亀。
湖にはどうやらここにしかいない個体もいるらしく、どんな生き物がどれくらい住んでいるのかはまだ把握されていないらしい。
昔湖から揚げられた巨大な亀がはく製にしてあった。
いや、罰が当たったらどうするんやろ。
腹ごしらえはフォーの有名店へ
ベトナムに来たら絶対行きたいお店があった。地元客もこぞって通うフォー専門店。
お昼時に行ったからだろうか、そこそこ並んでいた。それほどまでにおいしいのかと期待が膨らむ。
料金は先払いで、メニューは1種類、牛肉のフォーのみ。
肉の多さ?麺の多さ?で料金が上がっていく仕組み。とりあえず普通の一人前を注文し、席に着く。
店ははっきり言って、きれいではない。
忙しくて店が回っていないからか、前の人が食べ残した器やそこらへんに投げたライムのカスなどがテーブルに散らかっている。
あと、基本的に相席だ。長机とベンチが用意されていて、そこに詰めて座る。
潔癖の人にはあまりお勧めできないだろう。
そうして5分くらい経ったあと、念願のフォーがやってきた。
一口食べてびっくりした。これはおいしい。
まずこの透き通った出汁が素晴らしい。臭みのない、牛の風味がガツンとくるが、くどくなくあっさりしている。ライムを絞るとさわやかさが加わって、さらにさっぱりする。
牛肉は細切れなのにパサパサしておらず、ネギと食べると幸福感が襲う。麺との相性も抜群だ。さすが地元客の人気があるだけある。
しかもこのクオリティで約250円。頭おかしい。
思い出しながら書いている途中でもまた食べたくなってくるのだから、本当に中毒性のある食べ物だった。毎日通いたい。
いよいよマッサージへ
3日目はのんびり時間を使いたかったので、マッサージ150分を予約した。
150分で41ドルの「ボディークリーニング & デトックスリチュアル」を選択。
通されたところはよくある光景だった。清潔感もあり、期待が高まる。
最初に足湯をしながらスタッフさんが準備をするのを待つ。
フォーに入っていた具と同じものが足湯に入っていて、少し微妙な気持ちになるが、スパに罪はない。
コースとしてはかなり変わっていた。
全身スクラブ→シャワー室で洗い流し、ハーブのお風呂につかる→オイルマッサージ→アロエパックといった流れだ。
かなり体も軽くなりすっきりしたのだが、1点嫌な点を挙げるとすればシャワーに行く前にべとべとの体にうっすいバスローブを巻かれたことだった。
あれは何とも気持ち悪い。まあすぐシャワーは浴びるんだけども。
ベトナム版ゴディバ、Maison Marou
そろそろお土産を買わねばと思い、友人におすすめされたこちらのお店へ。
そう、3日目は2月14日、バレンタインデー。
彼氏へのお土産兼バレンタインチョコをここで済ませてやろうという、なんともズボラな彼女である。
店内は多くのお客でにぎわっていた。やはりベトナムにもバレンタインはあるのだろうか。とにかくどのお菓子も可愛く、インスタ映え間違いなしのお店だった。
テイクアウトでアイスチョコレートドリンクを購入。
実はこれ、あまりおいしくなかった・・・暑くてもホットのほうがおいしかったかも。
カカオの粉粉しい感じが苦手。香りは良かっただけに残念。
帰りの話
こうしていったん予定していたものはいったん終了した。
この後はスーパーでお土産を買い、スタバ(めちゃ高かった)で写真の整理をしながら一休み。
帰りはホテルから空港までタクシーで送ってくれる神対応のもと、ホテルに戻って時間に合うように送ってもらった。楽ちん楽ちん。
気にしていた手荷物も、6.2キロと7キロまでオーバーすることなく済んだのでラッキー。
ただ、帰りはホーチミン空港にいったん飛ばされての乗り継ぎとなり、空港では出る出口を間違えて迷子になった。帰れなかったらどうしようととても焦る焦る。
乗り継ぎのインターバルも少ない中、間一髪で搭乗口が見つかり、無事に日本へ戻ることができたとさ・・・。
初めての海外一人旅
今回で完全に味を占めてしまった。30歳までにアジア全制覇したい。
次は美容大国、韓国に今年中に行きたい。コロナがどうなるかわからないけど・・・。